テレビとスマホとAIと、私たちの距離

AIと考えること


― 新しいものと、どう付き合ってきたのか

あの日のテレビ

幼稚園から帰った日のこと。

玄関の磨りガラスに映る、カラーテレビの光。
あの日の高揚感は、今でも覚えています。

テレビが家にやってきた日は、
ひとつの時代が来た日でした。

でも同時に、母の声。

「テレビばっかり見てると、馬鹿になるよ!」

新しいものが来るたびに、
大人は少し警戒するものです。

手のひらの中の世界

やがてテレビは、
一家に一台から、一人一台へ。

そしてスマートフォンの時代になりました。

テレビも、
ゲームも、
インターネットも。

すべてが、手のひらに収まるようになりました。

「依存しないように」
「時間を決めて」

そんな言葉を口にしながら、

大人も子どもも、
距離感を学ばないまま、
ここまで来てしまったのかもしれません。

そして今、AI

そして今。

そのスマホの中に、AIがいます。

検索も、
動画も、
ゲームも、
対話も。

すべてが、ここにあります。

便利さは確かに増えました。

でも――

私たちは、本当に
付き合い方を学んできたのでしょうか。

変わっていく中で

新しいものが出るたびに、

戸惑い、
批判し、
受け入れ、
慣れていく。

そして気づけば、また次の時代。

距離を測る前に、
次の波がやってきます。

これからの距離感

これから必要なのは、

使うか、使わないかではなく、
どんな距離で付き合うか。

近すぎず、
遠ざけすぎず。

そのちょうどいい距離を、
自分なりに探していくこと。

それが、これからの時代に
必要な感覚なのかもしれません。

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