― 楽しさの中で気づいた、小さな違和感
はじまりは美容室で
AIを使ってみて、
「これは向いているな」「これはちょっと違うな」と感じることがありました。
これは、少し前の話です。
長く通っている美容室で、
「楽器が弾けたらカッコいいよね。バイオリンとか」
なんて話をしながら、髪を切ってもらっていました。
オーナーの彼女とは、
いつも好奇心をくすぐる話で盛り上がります。
帰り際、彼女がふと、
「ちょっとバイオリン弾いてる感じで写真撮らせて」と笑いながら一枚。
ロンドンにいた私
そのあと彼女はスマホを操作して、
「これ見て」と見せてくれました。
そこには――
ロンドンの街角でバイオリンを弾く私がいました。
しかも、ダブルデッカーが走り、
観客までいて、バイオリンケースには小銭まで。
思わず「えーーー!」と叫んで、
二人で大笑い。
「ドレス着せようか」と言われて、
さらに別バージョンも(笑)
使われていたのは、写真AIでした。
王子様になった息子さんや、
異国でくつろぐ家族写真なども見せてもらい、
とにかく楽しい時間でした。
ちょっとズレた結果
帰宅後、今度は自分でも試してみました。
主人と笑っている写真を、
結婚式風にアレンジしてみようと思ったのです。
「少し若返らせて、少し痩せさせてください」
と入力してみたところ――
主人はそのまま。
私は“知らない女性”になっていました。
ちゃんと痩せて、若くなっていましたが(笑)
……なんだか違う。
思いがけない広がり
後日、この話を飲み会でしたところ、
とても盛り上がりました。
その中の一人の若い友人が、
結婚式の写真を撮っていなかったそうで、
AIで作ってみたとのこと。
それをお母さんに送ったところ、
「結婚式の写真、撮れてよかったね」と涙ぐんで喜んでくれたそうです。
その話を聞いて、
私も思わずウルっとしてしまいました。
また別の友人も、
成人式の写真をAIで補って、嬉しそうにしていました。
AIに向いていること
使ってみて感じたのは、
・遊び心のある写真
・思い出づくり
・場を和ませること
こういうことには、とても向いているということです。
向いていないこと
一方で、少し違うと感じたのは、
・大切な人の顔を変えてしまうこと
・思い出を“別人”にしてしまうこと
ここには、少し慎重になりたいと感じました。
私なりの距離感
AIは、とても面白くて楽しい道具です。
でも、何でも任せればいいわけではない。
特に「顔」や「思い出」は、
少し距離を取りながら使う。
それが、今の私にはちょうどいい使い方のように感じています。
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